タクシー業界の乗務員ブログ

タクシーサービスやタクシー業界で働くタクシー乗務員の方向けの情報を発信しています。

タクシー乗務員の防犯力

近頃タクシーの乗務員に対する暴力事件や傷害事件が立て続いていますが、タクシーの防犯と言うのはどれ位、身体を守ってもらえるのか実際今現在タクシーに乗っている乗務員に話を聞いてみた。

 

f:id:taxisan:20171121132649j:plain

  • タクシーの防犯面

タクシーを利用した事のあるみなさんならご存じだと思いますが、タクシーにはドライブレコーダーが2台搭載されています。

1台は車の進行方向の車外を移すための物であり、もう1台は車内の防犯の為に映しているのです。

この車内を映すためのドライブレコーダーは音声も録音されるようになっていますので、もし乗客が乗務員に対して暴力などを振るっても、音声からその瞬間まで全て録画されるのです、もちろんそれは証拠にもなりますので、暴力を振るったものは言い訳が出来ない状況になります。

そしてタクシーの乗務員の後方には、分厚いアクリル板が張られていますので、直接的に乗務員に手を出すと言うのは、アクリル板が有る以上そう簡単にはいかないと言うのが乗務員さんの意見でした。

しかし今回テレビでも有名になった事件では、某弁護士がアルコールに酔って乗務員の後方のアクリル板をけって破ると言った、事件が大々的に放送されました。

蹴って破れる様なアクリル板では不安ではないのかと聞いたところ、相手の感情を逆なでするような行動や言動をとらない限り、そんなに事件的な事は起こらないと言うのがベテラン乗務員の回答でした。

やはり長年タクシーに乗っている乗務員の方は、酔っ払った客の扱いなども上達すると言う事が良く分かる回答だったと思います。

f:id:taxisan:20171121132726j:plain

 

以上のようにタクシーの乗務員と言うのはかなり、神経を張り巡らせて運転をしていると言う事が良く分かるのではないでしょうか、そしてそれでもタクシー乗務員に暴力などを振るうと、証拠もしっかり残ってしまうと言う事を認識し、いくら気が大きくなったからとはいえ、タクシーの乗務員さんに暴言や暴力を用いる事は自分にとって、何ら有益な事ではないと言う事が分かるのではないでしょうか。